三度入り(読み)サンドイリ

デジタル大辞泉 「三度入り」の意味・読み・例文・類語

さんど‐いり【三度入り】

杯に用いる普通の大きさの土器かわらけ五度入り、七度入りと大きさが増す。
あいの物で十ぱい、―にて十四はい、縁日にまかせて二十四はい飲うだれば」〈虎明狂・地蔵舞

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精選版 日本国語大辞典 「三度入り」の意味・読み・例文・類語

さんど‐いり【三度入】

  1. 〘 名詞 〙 杯に用いる土器(かわらけ)。小重(こじゅう)より大きく中くらいのもの。さんどいれ。三度
    1. [初出の実例]「鐘はへいかう、二度入、三度入是也〈略〉種々土器令出来、酒興盛故也」(出典:海人藻芥(1420))

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