486DX4

ASCII.jpデジタル用語辞典 「486DX4」の解説

486DX4

DX2で搭載された倍クロック回路を3倍に高めたIntel 486シリーズのCPU。DX4プロセッサーでの内部処理は、外部クロックの3倍の速度で実行される。またこのDX4では、内部キャッシュがDX(およびDX2)での8Kbytesから16Kbytesに拡張された。動作周波数は、内部クロックが75MHzで外部クロックが25MHzのモデルと、内部クロック100MHz/外部クロック33MHzのモデルが存在する。電源電圧は、486DXやDX2の5Vから3.3Vに変更されており、単純に486DXやDX2と交換・装着して使用できない。このため従来のDX2マザーボードでDX4を利用する場合、当初は電源電圧を5Vから3.3Vに変換するレギュレータを載せたカード上にDX4プロセッサーを差し、これをDX2のソケットに差す方式がとられていた。その後、486DX2用のオーバードライブプロセッサーとしてIntelが発表したIntel DX4 ODPでは、パッケージ内部にこのレギュレータが搭載され、従来のDX2ソケットにそのまま差すことが可能になっている。486DX4は、後にIntel DX4と改名された。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android