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AMH検査 えいえむえいち検査 AMH//Anti-Mullerian Hormone

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知恵蔵2015の解説

AMH検査

アンチミューラリアン・ホルモン(抗ミュラー管ホルモン)測定検査のこと。AMHの数値は卵巣内にどのくらいの卵の数が残っているか(卵巣予備能力)を反映することから、不妊治療選択の目安や閉経年齢の予測などに使用されている。
卵巣内の卵子の数は、妊娠5~6カ月の胎児の時が600万~700万個で最も多く、出生時には200万個に減少し、7歳で30万個、35歳で5万個に減少する。そして、50歳で1000個程度となり閉経を迎える。
このように、加齢とともに卵子の数は減少する傾向があるが、必ずしも年齢に比例してAMH値が低くなるとは限らない。同年齢の女性を比べたところ、人により卵胞数の減少状態が異なっていたという報告もあり、個人差が大きいことが明らかになっている。
AMH低値の場合、卵巣内に残っている卵の数が少なく、自然排卵が起こりにくいだけでなく、不妊治療の際に排卵誘発に反応しないことが多くなる。
AMH高値では、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の可能性があり、排卵誘発に過剰に反応して多数の卵胞が発育し、卵巣が腫れてしまうことがある。
AMHを測定することで、その値に応じて排卵あるいは採卵に向けた排卵誘発剤の量や投与法を個別に調節することが可能になるため、不妊治療において、非常に有用な検査であるといわれている。
これまで卵巣予備能力の評価に使用されていたFSH(卵巣刺激ホルモン)は月経周期に影響を受けていたが、AMHは月経周期に影響を受けないため、いつでも測定することが可能である。また、血液検査で測定可能なため、負担が少ない。
ただし、保険適応はされていないため、費用は全額自己負担となる。
また、AMH値の単位はng/mL(ナノグラム・パー・ミリリットル)とpmol/L(ピコモル・パー・リットル)の表示があるが、どちらを使用するかは統一されていない。医療施設ごとに異なっているので、検査値を見る場合はどちらの数値を使っているか確認が必要である。
おおよそ、35pmol/L÷7=5ng/mLと、7での割り算で概算することができる。

(星野美穂  フリーライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

エーエムエッチ‐けんさ【AMH検査】

女性の生殖機能を評価するための検査の一つ。抗ミュラー管ホルモン(AMH)は卵巣内の発育卵胞数の減少に伴って分泌量が低下することから、AMHの血中濃度を測定することで卵巣予備能を評価する。

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