Wii(読み)ウィー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Wii」の意味・わかりやすい解説

Wii
ウィー

任天堂が 2006年 12月に日本で発売した家庭用ゲーム機の商品名。ファミリーコンピュータスーパーファミコン,NINTENDO64,ニンテンドーゲームキューブに続く,任天堂5番目の据え置き型ゲーム機。最大の特徴は,動作を認知するセンサを備えた Wiiリモコンと呼ばれる独自のコントローラ。 Wiiを接続したテレビ画面に向けて,振る,ひねる,さすなどの操作ができ,直感的なプレーが楽しめる。 Wiiリモコンの外部拡張コネクタに有線で接続する「ヌンチャク」や「クラシックコントローラ」と呼ばれる拡張コントローラもある。また,インターネットへの接続機能も搭載。 Wii対応のソフトウェアのほか,過去に発売された任天堂のゲームソフトをダウンロードして購入し楽しむことができ (バーチャルコンソール) ,オンラインゲームにも利用される。それまでのゲーム機になかったコントロール機能を備えたことで,年齢・性別・ゲーム経験の有無を問わず新たなゲーム人口を開拓した。

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知恵蔵 「Wii」の解説

Wii

2006年12月に任天堂が発売した家庭用ゲーム機(税込み2万5000円)。基本機能は、同社が01年に発売した「ゲームキューブ」を改良したものだが、独自のコントローラーとネットワーク接続機能を加えることで、これまでにない特徴を持つゲーム機となっている。一番の目玉は、位置加速度などを検出するセンサーを備えた独自のコントローラー。このコントローラーを振り回したり、画面の一部を指し示したりといった、直感的な動きで操作することにより、これまでゲームには縁のなかった人々の取り込みに成功した。また、インターネットへの接続機能も搭載しており、主にゲームの通信対戦などに利用される。ファミリーコンピュータなど用に発売された昔のゲームソフトを、インターネット経由でダウンロード購入し、Wii上で楽しむ「バーチャルコンソール」機能も持っている。07年12月末に全世界で2000万台の販売を達成した。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2008年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「Wii」の解説

Wii

任天堂が2006年12月に発売した据え置き型のゲーム機。「Wii」は英語の「We」をイメージし、「家庭の誰もが楽しめる」というコンセプトを表し、「ii」はユニークなコントローラーと人々が遊ぶために集まる様子を表す。ニンテンドーゲームキューブのソフトとの互換性がある他、ファミコンなどの古いゲーム機のゲームをインターネットからダウンロードできる「バーチャルコンソール」がある。また、無線LAN機能、SDカードスロットを搭載している。

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