API比重(読み)エーピーアイヒジュウ

化学辞典 第2版 「API比重」の解説

API比重
エーピーアイヒジュウ
API gravity

アメリカ石油協会(American Petroleum Institute,API)で制定した比重表示法で,石油工業で使用される.比重 との間に次のような関係がある.

API比重 = 141.5/-131.5

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のAPI比重の言及

【原油】より

…したがって,原油の商取引の際の評価や原油の精製工程の検討の便宜のために,原油を分類することがある。その評価の観点や尺度はいろいろあり,アメリカ鉱山局の方法は,原油の常圧蒸留を行って沸点250~275℃の留分をとりそのAPI比重(ボーメ)と,また減圧蒸留を行って393~424℃(常圧換算の沸点)の留分をとりその流動点を測定し,これらの数値を基準として表1のように分類する。ただし,API比重は,アメリカ石油協会American Petroleum Instituteが制定した,石油の比重を示す特別の尺度であって,60゜F(約15.6℃)の水を基準とする60゜Fの石油の比重との間に次の関係がある。…

※「API比重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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