情報科学技術協会(読み)じょうほうかがくぎじゅつきょうかいべいこく

図書館情報学用語辞典 第5版 「情報科学技術協会」の解説

情報科学技術協会(米国)

情報学の進歩と情報専門職の向上を目的とする団体で,1937年に設立された.最初はAmerican Documentation Instituteという名称で,学協会財団,政府機関の代表によって構成され,マイクロ写真技術を扱っていたが,第二次大戦後は会員の範囲を広げ,ドキュメンテーションに関する諸問題を広く扱うようになった.情報学の興隆とともに,1968年にAmerican Society for Information Scienceとなり,2000年にAmerican Society for Information Science and Technology(ASIS&T)に,さらに2013年にAssociation for Information Science and Technology(ASIS&T)に改称した.個人会員と団体会員によって構成され,理事会のもとに,各種の委員会,専門部会,支部などが組織されている.学術雑誌Journal of the American Society for Information Science and Technology(1950-  創刊時はAmerican Documentation,その後,Journal of the American Society for Information Science)やレビュー誌Annual Review of Information Science and Technology(1966-2011)などの出版や,会合開催研修などを始め,多彩な活動を展開している.

情報科学技術協会(日本)

情報の生産,管理および利用に関する理論と技術の発展を通して社会に貢献することを目的とした情報専門家の団体.1950(昭和25)年に国際十進分類法協会として発足した後,活動の拡大により1958(昭和33)年に日本ドクメンテーション協会に改称し,1986(昭和61)年には分野進展に合わせて現名称となった.2012(平成24)年に一般社団法人に移行した.個人会員のほかに,維持会員(企業)と特別会員(非営利団体)で構成され,総会,理事会,評議員会のもとに,各種の委員会や専門部会等が活動している.機関誌『情報の科学と技術』(1950- 創刊時はUDC Information,その後『ドクメンテーション研究』)の出版活動,研究,研修等の活動のほか,検索技術者検定も実施している.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

デジタル大辞泉プラス 「情報科学技術協会」の解説

情報科学技術協会

日本の学術研究団体のひとつ。欧文名は「Information Science and Technology Association」、略称は「INFOSTA」。情報の生産、管理、利用に関する理論及び技術の調査、研究などを行う。事務局所在地は東京都中央区。一般社団法人。

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