célérifère(その他表記)celerifere

世界大百科事典(旧版)内のcélérifèreの言及

【自転車】より


[発達の歴史]
 イギリスのバッキンガム近郊のストークポージズにある教会のステンドグラスには自転車に似た絵が描かれており,17世紀中ごろに自転車の着想があったと考えられないこともないが,これは自転車ではなく,当時地図の作成に使用された測距車であるという説もあって定かではない。これまで,二輪車の原理に最初に挑戦し実際に走らせたのは,フランスのシブラックC.de Sivracであり(1790),その自転車はセレリフェールcélérifèreと呼ばれたと信じられてきた。しかし,シブラックは,架空の人物であり,セレリフェールとは,当時大型馬車のことであったことが判明し,最近は,ドイツのドライスKarl von Drais(1785‐1851)をもって自転車の始祖とする説が有力になってきた。…

※「célérifère」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android