栄養・生化学辞典 「Cペプチド」の解説 Cペプチド インスリンは2本ペプチド鎖からなるが,生合成されるときはB鎖から作り始められ,中間にあって除去されるペプチド部分があり,続いてA鎖が合成される.この中間部分のペプチドは生合成されると細胞内で切断され,A-B鎖(インスリン)と別のペプチドとなる.この中間部分のペプチドをCペプチドという.分泌されるときは,インスリンと一緒に分泌される.生理的機能は知られていないが,インスリン治療を行っている患者が自分で分泌するインスリン量の指標として血中濃度が定量される. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報