世界大百科事典(旧版)内のCCT曲線の言及
【相変態】より
…オーステンパーaustemperingとは鋼をオーステナイト化し,Ar′とAr″の間に急冷して,オーステナイトが変態完了するまでその温度で等温保持してベイナイト変態させる方法で,マルクエンチmarquenchingとは一種の中断焼入れで,Ms点直上の熱浴に焼入れし,試料が均一になるまで等温保持し,その後空冷してマルテンサイト変態を徐々に起こさせる方法である。(2)連続冷却変態曲線 CCT(continuous cooling transformation)曲線とも呼ばれる。実際の熱処理においては,オーステナイトは等温的に変態するのではなく,鋼はオーステナイト状態から連続的に冷却される。…
※「CCT曲線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」