curses

ASCII.jpデジタル用語辞典 「curses」の解説

curses

UNIXにおいて、行ベースではなく、画面ベースのキャラクタ対話型アプリケーションを、作成するためのライブラリー。UNIXの標準的な対話環境では、行単位の入出力しかサポートしていないが、エスケープシーケンスを駆使することで、カーソルの移動や画面の任意の位置にテキストを表示できるようになる(つまり、スクリーンエディタなどを作成できる)。cursesはこれを支援するライブラリーで、端末データベースを利用することで、さまざまな仕様の端末で、単一の対話型アプリケーションを実行できる。UNIXのvi、lessなど、さまざまなコマンドがcursesを利用している。最初のcursesは、初期のviエディタの画面操作コードをライブラリー化したもので、端末データベースにはtermcapを使っていた。現在のcurses(または互換ライブラリー)では、termcapに代わってterminfoデータベースを参照するようになっている。

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