F-7(読み)エフなな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「F-7」の意味・わかりやすい解説

F-7
エフなな

中国がソビエト連邦のミグ MiG-21を基本に自力開発した単発ジェット戦闘機。成都航空機工業が開発し,1966年1月初飛行した。中国名は殱撃 7Jianji7。当初ソ連からの技術導入でライセンス生産する計画だったが,中ソ対立や文化大革命の影響を受け,1970年代末になってようやく生産にこぎつけた。中東・アフリカ諸国にも輸出された。 1980年代に入って西側の電子機器を搭載したF-7M型も登場している。M型は,エンジン推力 4400kg (アフタバーナ使用時 6720kg) 。乗員1,全長 14.9m,全幅 7.15m,総重量 7.5t,最大速度マッハ2,航続距離約 1700km,武装空対空ミサイル2または爆弾 1t。

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