兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT) 高濃縮ウランやプルトニウムなど核兵器に使う核分裂性物質の生産を禁じ、核兵器の増加防止を目的とする条約。1993年、当時のクリントン米大統領が提案したが、関係国が対立し交渉開始のコンセンサスは得られていない。核兵器用の核物質輸出や、非核兵器用物質の核兵器用転用を禁じる義務が想定される。米国、英国、フランス、中国、ロシアの核保有五大国は既に存在する核物質を禁止対象に含めることに強く反対している。
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