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核物質 かくぶっしつnuclear matter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

核物質
かくぶっしつ
nuclear matter

原子核のように,多数の核子が互いに核力の到達距離内 (約 10-15m ) に接近した状態を一種の物質状態とみなして,これを核物質という。原子核の質量をその体積で割ると,約 1014g/cm3 という大きな密度となる。このような高密度の核物質は宇宙においては中性子星や,宇宙初期に宇宙の全物質が小さい領域に凝集していた段階に出現すると考えられる。原子力用語としては,原子炉の燃料,あるいはその原料として使用できるウランプルトニウムトリウムなどの物質のことをいう。国際原子力機関 IAEA憲章に定義されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

かくぶっしつ【核物質】

一般に,ウラン,プルトニウム,トリウムなど原子炉の燃料として使用できる物質の総称として用いられる。日本の原子力関係法体系では〈核物質〉という語は用いず,〈核燃料物質〉((1)天然ウラン,劣化ウランおよびトリウムの金属および化合物。(2)上記(1)のいずれかを含み原子炉の燃料として使用できる物質。(3)濃縮ウラン,プルトニウムおよびウラン233の金属および化合物。(4)上記(3)のいずれかを含む物質)と〈核原料物質〉(ウランまたはトリウムの金属または化合物を含む物質で核燃料物質でないもの。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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