20世紀西洋人名事典 「G.O.ドーソンヴィル」の解説
G.O. ドーソンヴィル
Gabriel Othenin d’ Jaussonville
フランスの政治家,文学者。
元・フランス国民議会議員。
セーヌ・エ・マルヌ県出身。
1871年国民議会議員に選出される。1876年政界を去り、社会問題の研究に専念する一方で、文学者の伝記、特にスタール夫人の研究者として有名になった。母がフランスの名門ド・ブロイユ家の出で、スタール夫人の娘は曽祖母にあたる。スタール夫人関係の著書に「スタール夫人とネッケール氏」(1925年)、「ネッケール夫人のサロン」(1882年)等があり、その他の著書に「サント・ブーヴ、生涯と作品」(1875年)、「ラ・ファイエット夫人」(1891年)等がある。1888年アカデミー・フランセーズ会員となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報