最新 地学事典 「G-L境界」の解説
ジーエルきょうかい
G-L境界
Guadalupian-Lopingian boundary
ペルム紀の後期,GuadalupianとLopingianの地質時代境界。約2億6,000万年前。顕生代最大の大量絶滅(ペルム紀末)の約800万年前にあたるこの境界でも,腕足類・四放サンゴ・フズリナなど浅海生物の大絶滅が起きた。海水準や海水のSr同位体比の極端な低下,また地磁気極性の頻繁な逆転開始(イラワラ事件)がほぼ同時に起きた。さらに海水の炭素安定同位体比の極端な増加(上村事件)と長期の超海洋酸欠開始は,汎地球規模の環境悪化を示唆する。寒冷化が関与したが,原因の詳細は未特定。
執筆者:磯﨑 行雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

