最新 地学事典 「GPS津波・波浪計」の解説
ジーピーエスつなみはろうけい
GPS津波・波浪計
GPS tsunami(wave) meter
GPS(GNSS)測位の装置を海洋ブイに搭載し,津波によるブイの上下変動を沿岸到達前に検出して沿岸住民の早期避難に役立てるための装置。波は短周期の風波と長周期の津波が重畳しているが,フィルター処理によって両者を分離できる。ブイ位置の測定には地上に置かれた基準局との間での相対測位による方式とブイでの単独測位を行う方式がある。前者はブイ設置位置が沿岸から20km以内程度という制限がある。国土交通省港湾空港技術研究所が運用している全国港湾海洋波浪情報網にも一部採用されている。参考文献:T. Kato et al.(2022) Proc. Jap. Acad., Ser. B,Vol.98:49
執筆者:加藤 照之
参照項目:GNSS
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

