最新 地学事典 「H-kスタッキング」の解説
エイチケースタッキング
H-k スタッキング
H-k stacking
レシーバー関数を用いた地球内部構造推定手法のひとつ。地殻の厚さHとP波・S波速度比kの値を仮定すると,遠地地震のP波がモホ面でS波に変換したPs変換波や,PpPs・PpSs・PsPsといった地殻内の多重反射波の理論走時が定まる。そこで,多数の遠地地震のレシーバー関数について,これらの変換波の理論走時部分の振幅を重ね合わせたものを最大化するという条件を用いることで,Hと kを推定する。多重反射波まで考慮に入れることで,Hとkの推定値の間に生じるトレードオフを小さくできるという特徴がある。参考文献:L. Zhu et al. (2000) J. Geophys. Res., Vol. 105:2969
執筆者:前田 拓人
参照項目:レシーバー関数
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

