内科学 第10版 の解説
human immunodeficiency virus (HIV)感染(免疫系疾患)
感染
HIV感染者の消化管病変として感染症と腫瘍性病変が問題となることが多い.CD4陽性T細胞の減少が進行すると日和見感染を合併しやすくなり,カンジダ症,サイトメガロウイルス感染,単純ヘルペス感染,Mycobacterium avium-intracellulare complex(MAC)感染,クリプトスポリジウム症のほか性感染症(sexually transmitted disease:STD)としてアメーバ腸炎,尖圭コンジローマ,ジアルジア症などが生じうる.また腫瘍性病変としてはKaposi肉腫や悪性リンパ腫などがあげられる.[安藤貴文・後藤秀実]
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報