世界大百科事典(旧版)内のIBM産業スパイ事件の言及
【コンピューター産業】より
…またそのころから富士通や日立は,提携先の海外有力メーカーに対する大型汎用コンピューターのOEM供給を開始し,欧米を中心とする海外市場でも販売実績をあげるようになった。 このような状況のなかで起こったのが82年のIBM産業スパイ事件である。IBMの通報を受けてFBI(アメリカ連邦捜査局)がおとり捜査を計画し,81年11月から秘密捜査官が日立と三菱の社員に接触を始め,日立は機密情報を得るため秘密捜査官に11回,計62万2000ドル,三菱は2万6000ドルを支払った。…
※「IBM産業スパイ事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」