iPhone5c(読み)アイフォーンファイブシー(その他表記)iPhone5c

デジタル大辞泉 「iPhone5c」の意味・読み・例文・類語

アイフォーン‐ファイブシー(iPhone 5c)

米国アップル社が開発したスマートホンiPhone 5後継として、上位機種のiPhone 5sとともに、2013年9月に発売オペレーティングシステムとしてiOS 7採用筺体ポリカーボネート製。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「iPhone5c」の解説

iPhone5c

Apple社のスマートフォン「iPhone」の7代目である「iPhone5s」の廉価版モデル。2013年9月20日に、世界11カ国で発売された。
iPhoneはこれまで1モデルのみの展開だったが、今回は、iPhone5sと5cの2モデルが同時に発売された。5s、5cは、ともに9月18日にリリースされた新基本ソフト(OS)「iOS7」を搭載し、日本国内では、ソフトバンクauが販売する他、今回からドコモもiPhone販売に参入することとなった。
5sは、前モデル「iPhone5」よりも性能や機能が向上したモデルで、「A7」チップと呼ばれるCPU(中央演算処理装置)を搭載しているが、5cは、前モデルと同じ「A6」チップと呼ばれるCPUを搭載しており、性能は5sより劣る。また、5sの売りの一つである指紋認証機能は搭載されていない。その他、搭載されている8メガピクセルのiSightカメラ、4インチのRetinaディスプレー加速度センサーや、LTE、Wi-Fi通信等の機能や性能も前モデルと同じ。なお、5sや前モデルには、内蔵メモリーの違いで、16ギガバイト/32ギガバイト/64ギガバイトの3種類があるが、5cは16/32ギガバイトの2種類だけがある。しかし、5cは、一括購入の場合、同じ内蔵メモリーの5sと比較すると、米国で100ドル、日本では1万~1万5千円ほど安い価格設定になっている。更に、グリーン、ブルー、イエロー、ピンク、ホワイトの5色が用意されており、前モデルと同等の性能でも、カラフルでかつ、お値打ち感のあるモデルを好むユーザーには魅力ある製品といえる。しかし、売上が好調な5sに比べ、5cは販売台数は伸び悩み、生産数を削減する発表がされた。

(横田一輝  ICTディレクター / 2013年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

知恵蔵mini 「iPhone5c」の解説

iPhone5c

米アップル社が開発したスマートフォン「iPhone」の廉価版モデル。2013年9月10日発表。緑、青、黄、ピンク、白の5色展開で、容量は16GB、32GBの2種類。A6チップ、Nano-SIMカードを採用し、超高速4G LTEワイヤレス接続機能、8メガピクセルのiSightカメラを搭載している点は前機種iPhone5と同じだが、iPhone5cでは新OSのiOS 7を搭載し、バッテリー容量が増加している。日本では、ソフトバンクモバイル、au(KDDI)、NTTドコモの通信事業者3社を通じて、同年9月13日から予約受け付け、20日から販売が開始される。

(2013-9-13)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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