20世紀西洋人名事典 「J.ポリアコフ」の解説
J. ポリアコフ
Joseph Poliakoff
1906 - 1969
フランスの版画家。
モスクワ生まれ。
モスクワの裕福な家庭に生まれたが、1918年ロシア革命のため国外へ脱出。欧州を転々とした後、’23年パリに定住、’62年フランスに帰化。’29年グランド・ショミエール、’35年にはロンドンの美術学校で学ぶ。’37年パリに戻り、次々と作品を発表。’47年にカンディンスキー賞を受賞したのをはじめ、’56年イタリア・ソリンヌ国際絵画展大賞第2席、’65年東京国版ビ外務大臣賞、’69年にはマントン・ビエンナーレ大賞と多くの賞を受け、リトの秀作を残す。’70年パリ近代美術館で没後初の回顧展が開かれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報