L-エチオニン(読み)エチオニン

化学辞典 第2版 「L-エチオニン」の解説

L-エチオニン
エチオニン
L-ethionine

S-ethylhomocysteine,2-amino-4-(ethylthio)butyric acid.C6H13NO2S(163.24).C2H5S(CH2)2CH(NH2)CO2H.メチオニン同族体.自然界には大腸菌からしか見いだされていない.L-ホモシステインに臭化エチルを作用させると合成できる.融点265~280 ℃(分解).+23.7°(1 mol L-1 塩酸).ネズミの成長に対してメチオニンときっ抗的にはたらき,メチオニン欠乏の動物にエチオニンを与えると体重が軽くなる.タンパク質合成阻害剤として使用する.[CAS 13073-35-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む