世界大百科事典(旧版)内のmarketの言及
【市場】より
…
【市場とは何か】
市場の定義としては次の三つが考えられる。(1)多くの人々が一堂に会し,財を売り買いする場所,というのがもともとの意味である。そこでは需要と供給が出合い,財の価格,売買される量をめぐって,需給のあいだの競争を含む相互作用が演じられる。現在でも市場を〈いちば〉と発音する場合は,具体的な場所をさしている。市(いち)もまた同じである。(2)しかし近代産業社会(市場社会とも資本主義社会ともいう)の出現にともない,市場は,場所という具体性をもたなくなり,競争の要素を強くもつ売り買いの制度全体をさすようになった。…
【定期市】より
…中世中期に都市が成立すると,そこでは週市は毎日開かれる形態をとることになった。マーケットmarketやマルクトMarktは週市に由来する名であった。 年市は年に1~2回開かれ,本来遠隔地商人たちのための,週市より大規模な市をいう。…
※「market」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」