日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
Microsoft Update
まいくろそふとあっぷでーと
マイクロソフト社がインターネットを介して顧客に提供するソフトウェアの無償アップデートサービス。オペレーティングシステム(OS)としてWindows(ウィンドウズ)を組み込んだパソコンに対し、ソフトウェアが最新に保たれ、安全に使用できるように、更新ファイルを定期的に提供している。パソコンがインターネットに接続されていれば、OSやデバイスドライバー、セキュリティプログラム、アプリケーション「オフィスOffice」などの自社製品の修正に必要なプログラムが提供される。自動更新を有効にすれば、ダウンロードやインストールなどの更新ファイルの導入作業は、自動で行われる。また、更新確認の時期や更新ファイルの導入方法は、利用者の都合にあわせて設定できる。
1998年に発売されたWindows 98から、更新ファイルをインターネットで配布するWindows Updateというサービスが開始された。このサービスは、Windows関連のみに限定されたものであるが、それをマイクロソフト社の主要な製品に拡張したのが2005年に始まったMicrosoft Updateである。
なお、同サービスを利用するためには、OSのWindowsが正規に購入されたものであることを確認する認証プログラム(Windows Genuine Advantage)によって、正規の利用者としての認証を得る必要がある。
[編集部]