MTM(読み)エムティーエム(その他表記)methods-time measurement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「MTM」の意味・わかりやすい解説

MTM
エムティーエム
methods-time measurement

経営学用語。時間研究において個々の工程作業の実施についての標準時間を設定する方法一つアメリカの電機会社ウェスチングハウス・エレクトリックの H. B.メイナード,G. J.ステグマーテン,J. L.シュワッブの3人により発表された。動作を動かす,回す,つかむなどの9つの要素に分類して作業時間を算出する。

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世界大百科事典(旧版)内のMTMの言及

【作業研究】より

…使用目的による作業時間の許容精度を考えて,できるだけ簡易な時間設定法を用いるのがよい。簡易な順に作業時間設定の手法をあげると,経験見積り法,ワークサンプリング,ストップウォッチ法,時間公式・標準資料法,MTM(methods time measurement),WF(work factor)などがある。ストップウォッチ法は,ある作業活動の全部を観測してそれを構成する要素作業ごとの時間をとらえ,作業時間を設定する方法であり,これに対してワークサンプリングは,作業活動の中からサンプリング時点の現象のみを観測して統計的に推定する方法である。…

※「MTM」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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