世界大百科事典(旧版)内のPrabhāvatīの言及
【チャンドラグプタ[2世]】より
…父王サムドラグプタの征服事業を継承,西方のマールワー,グジャラート,カティアーワール半島に進出し,ウッジャインのサカ(シャカ)勢力を平定した。さらに南はデカン地方のバーカータカ朝ルドラセーナ2世Rudrasena IIに,ナーガ国出身の妃との間の娘プラバーバティーPrabhāvatīを嫁がせて,その勢力を配下におさめるなど幅広い外交活動を行った。また,文芸,絵画,建築,彫刻など諸芸を厚く保護してグプタ文化の最盛期を現出した。…
【バーカータカ朝】より
…王の死後王国は分裂し,主派は今日のナーグプル付近に主都を置き,王の孫のルドラセーナ1世RudrasenaIの時には北方のグプタ朝と並ぶ有力国家であった。その孫ルドラセーナ2世はグプタ朝チャンドラグプタ2世の娘プラバーバティーPrabhāvatīと結婚して同盟関係を結んだ。プラバーバティーは夫の死後幼い子の摂政として長年にわたり統治した。…
※「Prabhāvatī」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」