知恵蔵mini 「PRP治療」の解説 PRP治療 再生療法の一種で、自分の血から抽出した多血小板血漿(けっしょう)(PRP)を注射し状態の改善を促すもの。自己多血小板血漿療法。PRPは高濃度の血小板であり、組織や細胞の成長を促進する成分を豊富に含む。これを注射することにより患部の再生を促し、治癒を早める可能性が認められている。美容・アンチエイジング・歯科などの分野の他、上腕骨外上顆炎(かえん)・慢性アキレス腱炎・膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)・足底腱膜炎・靭帯損傷などの治療法として主に米国で用いられている。2015年現在、日本においては健康保険の対象療法にはなっていない。14年にニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が右肘靱帯の部分断裂によりPRP治療を受けた他、男子ゴルフのタイガー・ウッズやNBAのコービー・ブライアントら多数のアスリートがPRP治療を受けている。 (2015-11-30) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by