RBMK(読み)アールビーエムケー(その他表記)RBMK

デジタル大辞泉 「RBMK」の意味・読み・例文・類語

アール‐ビー‐エム‐ケー【RBMK】[Reaktory Bolshoi Moshchnosti Kanalynye]

《〈ロシアReaktory Bolshoi Moshchnosti Kanalynye高出力圧力管原子炉」の意》原子炉形式の一。旧ソ連が開発した圧力管型黒鉛炉低濃縮ウラン燃料とし、冷却材軽水減速材黒鉛を用いる。黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉。英語ではLWGR(light water-cooled graphite-moderated reactor)とよばれる。
[補説]1986年にチョルノービリ原子力発電所で、この炉型の原子炉が深刻な事故を起こした。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のRBMKの言及

【チェルノブイリ原発事故】より

…96年のベラルーシ科学アカデミー報告によると,汚染地域住民において全般的な健康悪化が認められ,内分泌系や血液・造血系疾患といった慢性疾患の発生率が,共和国平均を上回っている。
[炉の構造と事故原因]
 チェルノブイリ原発は,ソ連独自のRBMK(ロシア語でチャンネル式大出力炉の略)型と呼ばれるもので,原爆用プルトニウム製造のために開発された原子炉がその雛形である。事故当時15基のRBMK(総出力1550万kW)が運転中であった。…

【チェルノブイリ原発事故】より

…96年のベラルーシ科学アカデミー報告によると,汚染地域住民において全般的な健康悪化が認められ,内分泌系や血液・造血系疾患といった慢性疾患の発生率が,共和国平均を上回っている。
[炉の構造と事故原因]
 チェルノブイリ原発は,ソ連独自のRBMK(ロシア語でチャンネル式大出力炉の略)型と呼ばれるもので,原爆用プルトニウム製造のために開発された原子炉がその雛形である。事故当時15基のRBMK(総出力1550万kW)が運転中であった。…

※「RBMK」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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