20世紀西洋人名事典 「S.カーブース」の解説
S. カーブース
bn Sa‘īd Qābūs
1940 -
オマーン国首長。
’58年に英国に渡り、サンドハースト陸軍学校で学ぶ。英国軍に勤務した後、’70年に帰国した。同年7月、宮廷クーデターで父王のタイムールを追放し即位、国防相・外相・蔵相を兼務する。’75年にはドファール地方に起こった反乱を制圧している。’79年にはホルムズ海峡安全構想を提案した。旧反乱指導者を閣僚として登用するなどの融和政策や、石油収入により国づくりを進めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報