ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「SA-12」の意味・わかりやすい解説 SA-12エスエーじゅうに ソ連軍が 1986年に部隊配備を始めた移動式 SAM (地対空ミサイル) 。A型は西側でグラジエーター Gladiatorと呼ばれ地上部隊に配備,B型はジャイアント Giantと呼ばれ防空軍 VPVOに配備されており,ある種の弾道ミサイルや巡航ミサイル迎撃能力をもつとみられる。自走式発射機3両,レーダ車1両,指揮車1両,次発装填車1両で1中隊を構成する。主要目は,A型が有効射程 5.5~80km,有効高度 900~3万m,速度マッハ3,全長 7.5m,直径 50cm,発射重量 1.7t,推進方式固体燃料。B型は射程 100km,全長 10m,直径 85cm,発射重量 3.3t,推進方式固体燃料。弾頭は破砕弾頭または核弾頭。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by