SDHC(読み)えすでぃーえいちしー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「SDHC」の意味・わかりやすい解説

SDHC
えすでぃーえいちしー

SDメモリーカードの上位規格で、最大32ギガ(10億)バイトまでのデータを記録できる。SD high-capacity の略称

 SDメモリーカードはパソコンやデジタルカメラ、携帯電話、携帯音楽プレーヤーテレビゲーム機などのデジタル機器の外部記録媒体として利用が広がっているが、ファイルシステムFAT16を採用していたため、記録容量は最大2ギガバイトまでの制限があった。SDHCではFAT32を採用することで、大容量データの記録が可能となった。

 大きさは従来のSDメモリーカードと同じ(長さ32×幅24×厚さ2.1ミリメートル)だが、従来のSDメモリーカード用機器ではSDHCは使用できないことが多い。

 ファイルシステムにexFATを採用し、最大2テラ(1兆)バイトのデータが記録可能な「SDXC」規格も発表されている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む