Sm-Nd法(読み)サマリウムネオジムほう

最新 地学事典 「Sm-Nd法」の解説

サマリウムネオジムほう
Sm-Nd法

samarium-neodymium method

147Smが壊変定数λ=6.54×10-12/年で143Ndにα壊変することを用いた年代測定法。野津憲治ほか(1973)により世界で初めて試みられて以来,月の岩石や隕石,地球上の火成岩などに広く応用されている。原理Rb-Sr法と同じであるが,元素の性質から,より風化・変質した岩石にも有効。またRb/Sr比とは逆に,Sm/Nd比は苦鉄質の岩石・鉱物で高いことから,後者の年代測定に有利。147Smの半減期が長いことと,自然界でSm/Nd比の変動が小さいことから,数千万年より若い年代の測定は一般的には困難。143Nd/144Nd比は,87Sr/86Sr比と同じく地質学的トレーサーとして用いられる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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