世界大百科事典(旧版)内の《Traitédestylistiquefrançaise》の言及
【バイイ】より
…したがって,彼の言う〈情的価値valeur affective〉とは,ラングからパロール,抽象的・潜在的な概念から具体的・顕在的現象への移行過程において生ずるものである。この関係の著作には,《文体論提要Précis de stylistique》(1905),《フランス文体論概説Traité de stylistique française》2巻(1909)がある。もう一つの彼の業績は,師ソシュールの共時言語学理論の精密化(《一般言語学とフランス言語学Linguistique générale et linguistique française》1932)であるが,ソシュールの未刊原稿の発見以後,バイイの解釈にはいささかの疑義が付されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」