ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リペール」の意味・わかりやすい解説
リペール
Ripert, Georges
[没]1958.7.4. パリ
フランスの法学者。 1906~18年母校エクスアン=プロバンス大学教授,その後パリ大学に転じ,20~49年 M.プラニオールの跡を継いで民法講座を,次いで商法講座をも担当。その後,フランス学士院会長,フランス海法会名誉会長などに推された。リペールの名が広く知られるようになったのは『海法綱要』 Traité de droit maritime (2巻,1913) ,『商法綱要』 Traité de droit commercial (48) によるが,そのほか『民事債務における道徳律』 La règle morale dans les obligations civiles (25) ,『民主制と近代民法』 Le régime démocratique et le droit civil moderne (35) ,『近代資本主義の法的側面』 Les aspects juridiques du capitalisme moderne (35) ,『法の衰退』 Le déclin du droit (49) ,『法を創造する諸力』 Les forces créatrices du droit (55) などがある。
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