20世紀西洋人名事典 「W.ローリエ」の解説
W. ローリエ
Wilfrid Laurier
1841 - 1919
カナダの政治家。
元・カナダ首相。
大学卒業後、弁護士、1871年ケベック州下院議員、1874年カナダ連邦下院議員に当選。1887年自由党党首となり、1896年総選挙では、マニトバ学制問題を争点に、教育は州の権限に属するとして連邦政府の干渉を非とし、勝利し、首相となる。この時代は経済繁栄がもたらされ、移民が殺到し、1905年サスカチェワン、アルバータの2州が誕生。’09年アメリカ合衆国とのアラスカ国境設定問題、’09年海軍創設問題の際の対英、対米交渉で不満足な結果となり、’11年の総選挙に敗れ下野したが、自由党党首として政界への影響力は強かった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報