デジタル大辞泉 「WiSUN」の意味・読み・例文・類語 ワイサン【Wi-SUN】[wireless smart utility network] 《wireless smart utility network》無線通信技術LPWAの通信規格の一。日本の情報通信研究機構(NICT)が開発した技術をもとに策定された。920メガヘルツ帯で、伝送距離は1キロメートル程度。スマートメーターをはじめ、各種IoT機器での利用が進められている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「WiSUN」の解説 Wi-SUN 次世代無線通信規格の一つ。「Wireless Smart Utility Network」の略語。日本の国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)らが2012年1月「Wi-SUNアライアンス」を設立し、規格の標準化・普及促進活動を行っている。12年の地上アナログ放送の停波で空いた920メガヘルツ前後の周波数帯の電波で通信を行うもので、通信速度はそれほど速くないが、極めて優れた省電力性や最大1キロメートル弱程度の長距離通信が可能で、他の機器などからの障害を受けにくく雑音に強いといった特長がある。東京電力が20年までに設置を予定している「スマートメーター」や「ホームゲートウェイ」の通信方式として採用されることになっている他、自動販売機やスマートハウスなどでの利用も試みられている。NICTでは、将来的にはスマートフォンやタブレットにも対応するとしている。 (2017-6-1) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報