アティック(その他表記)attic

翻訳|attic

関連語 日高

改訂新版 世界大百科事典 「アティック」の意味・わかりやすい解説

アティック
attic

古代ローマ建築の正面最上部を成す帯状壁面。コーニスによって正面を構成する主たるオーダーから区別され,付け柱,銘板,浮彫などで装飾された。背の低い付け柱がアッティカ風と通称されたことにちなむ名である。本来は屋根こう配を隠し,正面を方形に整えるための装飾壁であったが,ルネサンス時代以降の宮殿・住宅建築ではこの壁に対応して窓が設けられ,新たな階が付加された。このため,この最上階すなわち屋根裏部屋もアティックと呼ぶようになった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む