ハダカカメガイ(その他表記)Clione limacina; common clione

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハダカカメガイ」の意味・わかりやすい解説

ハダカカメガイ
Clione limacina; common clione

クリオネとも呼ばれる。軟体動物門腹足綱翼足類ハダカカメガイ科。卵から孵化した幼生は殻をもっているが成長とともに消失する。体長2~3cm。体は細長い紡錘形で表皮が薄く,体内が透けてみえる。同じ翼足類で有殼目のリマキナ属を餌とし,翼のようにみえる手をゆっくり動かして泳ぐ。極海から亜寒帯海域生息。日本では北海道沿岸で流氷とともにみられることから「流氷の妖精」とも呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む