包越者(読み)ほうえつしゃ(その他表記)das Umgreifende

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「包越者」の意味・わかりやすい解説

包越者
ほうえつしゃ
das Umgreifende

包括者」とも訳されるヤスパース哲学の核心をなす最も独自の実存概念の一つ。存在そのものを哲学的に思索するとき,われわれは,対象的に認識されうるすべての者が,なにかもっと広いものによって包まれていることを経験する。このように包む者,すなわち包越者は対象でもなく地平でもなく,あらゆる対象と地平とがそれに向って越え出てゆけと命じる者であり,対象や地平のなか自己を告知するにすぎない者である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む