…原則として無料で一夜かぎりだが,年末から年始にかけては年宿といって数日から1ヵ月にわたることもあった。旅をする宗教者への宿の提供は,托鉢に対する喜捨と同じく,この世で善根を積む行為と考えられたので善根宿(ぜんごんやど)ともよばれる。それも単に来世への願いだけでなく,家族の年忌供養とか病気平癒の願いとか,ときには千人宿などの願をたててするなどさまざまな意味あいがこめられていたため,かつてこの風習は非常にさかんであった。…
…下田水(しただみ)からのフェリーで結ばれる今治市の商圏に含まれ,通勤・通学者も多い。なお,大島には四国八十八ヵ所を模した〈島四国〉霊場があり,春の霊場巡りの季節には訪れる人も多く,湯茶の接待や宿をかす善根宿(ぜんこんやど)の風習を今も残している。【赤池 享一】。…
※「善根宿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...