…原則として無料で一夜かぎりだが,年末から年始にかけては年宿といって数日から1ヵ月にわたることもあった。旅をする宗教者への宿の提供は,托鉢に対する喜捨と同じく,この世で善根を積む行為と考えられたので善根宿(ぜんごんやど)ともよばれる。それも単に来世への願いだけでなく,家族の年忌供養とか病気平癒の願いとか,ときには千人宿などの願をたててするなどさまざまな意味あいがこめられていたため,かつてこの風習は非常にさかんであった。…
…下田水(しただみ)からのフェリーで結ばれる今治市の商圏に含まれ,通勤・通学者も多い。なお,大島には四国八十八ヵ所を模した〈島四国〉霊場があり,春の霊場巡りの季節には訪れる人も多く,湯茶の接待や宿をかす善根宿(ぜんこんやど)の風習を今も残している。【赤池 享一】。…
※「善根宿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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