大喜利(読み)おおぎり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大喜利」の意味・わかりやすい解説

大喜利
おおぎり

興行の最終演目の後に,独立して付けられる出し物の呼び名。大切とも書く。もともとは江戸末期の歌舞伎が,前の筋立てと縁のない1幕を付け,1日の芝居を明るく閉じるようにしたのが始まり。転じて寄席で,最終演者 (とり) が終えた後,大勢珍芸などを披露することを指すようになり,現在では後者の方が一般的。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

とっさの日本語便利帳 「大喜利」の解説

大喜利

噺家が余興的に演じる言葉遊び。謎掛け、折り込み都々逸(どどいつ)、割り句など。本来は暮正月、お盆などに限られた。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大喜利の言及

【大切】より

…歌舞伎の興行で一日の演目の最後につける1幕。縁起を祝って〈大喜利〉とも書く。〈切狂言〉ともいい,ほとんどが舞踊劇。…

※「大喜利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android