嫡出否認(読み)チャクシュツヒニン

デジタル大辞泉 「嫡出否認」の意味・読み・例文・類語

ちゃくしゅつ‐ひにん【嫡出否認】

婚姻中または離婚後300日以内に生まれた子は婚姻中の夫婦間にできた嫡出子とする嫡出推定を否定するための手続き。夫が、子の出生を知ってから1年以内に申し立てる。
[補説]出生を知ってから1年以上経過した場合や、妻が夫との間の子であることを否定する場合は、親子関係不存在確認を申し立てることができる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の嫡出否認の言及

【親子鑑別】より

…嫡出否認(夫婦間に出生した子すなわち嫡出子を父親が否認する),認知,親子関係不存在確認(もらい子などが偽りの届出により嫡出子になっているが,ほんとうは親子でないことを確認する)などの場合や,まれではあるが病(産)院で子を取り違えた疑いが生じた際などに,当事者間に生物学的な親子関係が存在するかどうかを自然科学的に検査して決めること。これには古くから,規則正しい単純な遺伝を示す血液の多型形質が利用されてきたが,最近ではDNA多型(DNA型。…

※「嫡出否認」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む