懸濁物質(読み)けんだくぶっしつ

最新 地学事典 「懸濁物質」の解説

けんだくぶっしつ
懸濁物質

suspended matter

気体・液体中に分散し,懸濁状態にある物質前者の例としては黄砂広域火山灰。液体中では浮流物質(河川)と浮遊物質海水)を区別することがある。流れの鉛直成分次第でかなり大きい粒子も浮流する。粗粒な懸濁物質は底質構成材料と交換を繰り返しているのが普通である。懸濁粒子とほぼ同義浮遊砂は河川で用いられることが多い。

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参照項目:ウォッシュロード
参照項目:サスペンションロード

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 鈴木

化学辞典 第2版 「懸濁物質」の解説

懸濁物質
ケンダクブッシツ
suspended matter

[同義異語]浮遊物質

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の懸濁物質の言及

【運搬作用】より

…この場合は渦流の垂直成分や上昇流に支えられて粒子が運搬されるので,浮流が持続するには粒子が微細なほどよい。浮流によって運搬される物質は浮流物質(おもに河川水中のもの),懸濁物質または浮遊砂などと呼ばれる。掃流tractionは砕屑粒子が流れの中を底面に沿って運搬される形式で,転動rolling,滑動sliding,躍動saltationという3種類の運搬形式を総称したものである(図1)。…

【川】より

…浮流は水中に物質を浮かべたまま運搬することで,水より軽い物質はもちろんのこと,細砂や,より粒径の小さいシルトや粘土なども水中に浮かんだまま運ばれる。一般にこの形式で運ばれる物質は,水に濁りを与えるので懸濁物質と呼ばれる。掃流は砂やより粒径の大きい物質を運搬する場合にみられる。…

※「懸濁物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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