出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Asian dust ,yellow sand
アジア大陸内部の乾燥・半乾燥地域(タクラマカン砂漠やゴビ砂漠など)から,偏西風によって東の風下域へ運搬される砂塵。上空の偏西風ジェットに乗り,北米大陸などへ長距離輸送される場合もある。石英,長石,雲母,粘土鉱物,角閃石,方解石などから構成。砂漠域における雪解け後の地表面の露出と乾燥,および高緯度域からの寒気流入に伴う大気擾乱
執筆者:長島 佳菜
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
おもに中国北部の黄土地帯で風によって空高く舞い上がった細かな砂塵が大気中に広がり遠くにまで及ぶ現象,またはその細かな砂塵。このとき空は黄色あるいは黄褐色となり,太陽は著しく生気を失い,視程は悪くなる。3~5月に多い。この時期には上記黄土地帯の地面が草におおわれることがなく,西あるいは北西の風が比較的強いためである。日本全国で見られるが,地理的理由から当然,西日本ほどその頻度は高い。
執筆者:竹内 清秀
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
中国大陸奥地のオルドス、ゴビなどの砂漠の砂が強風に舞い上げられ、上空の偏西風に流されて海を渡り、日本にまで飛んでくる現象。沖縄では赤霧(あかぎり)という。
黄砂は西日本ほど多い。そして同じ九州でも、長崎県五島地方は年間平均10日間は黄砂をみるが、九州東岸では2日間である。黄砂は冬から春にかけて多い。五島地方の黄砂日数は、1月0.2日、2月0.8日、3月2.5日、4月3.8日、5月2.0日、6月0.5日である。冬におこった黄砂が混じると、降る雪に色がつく。これを紅雪(べにゆき)または赤雪(あかゆき)とよんだりする。
黄砂に似た現象はほかにもあり、たとえばサハラ砂漠の砂が地中海を飛び越えてヨーロッパに広がることがある。それが雨に混じって降ったものは「血の雨」ともいう。
[平塚和夫]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
字通「黄」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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