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黄砂 こうさ yellow sand

8件 の用語解説(黄砂の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黄砂
こうさ
yellow sand

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

黄砂

中国内陸部のゴビ砂漠などの乾燥地帯で、風によって巻き上げられた多量の砂塵(さじん)が偏西風に乗って運ばれ、中国東部、朝鮮半島、日本などにゆっくり降下する現象。春に多く、空を黄褐色にし、視程障害、呼吸器疾患などをもたらす。日本への飛来回数は年による差が大きい。近年、中国大陸の砂漠化が進み、黄砂は増加傾向にある。黄砂観測日数(全国98地点のいずれかで観測した日数)は、年々増加傾向にあり、最大は2002年の55日。近年のアジア経済成長に伴い、アジア上空に褐色雲(黄砂や大気汚染物質など、大気中に浮遊するエアロゾルが高密度に集まった褐色の雲)が目立っており、地球温暖化予測や健康への影響が懸念され始めている。04年1月から気象庁が黄砂に関する予測情報を発表している。 【年ごとの黄砂の観測日数】 (1971〜1980) 12、11、16、14、14、34、42、28、32、14 (1981〜1990) 34、16、26、15、22、 5、10、20、16、43 (1991〜2000) 19、28、30、31、12、34、16、13、22、49 (2001〜2007) 48、55、15、31、43、42、34(1〜8月)

(饒村曜 和歌山気象台長 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

黄砂

中国大陸で発生し、偏西風に乗って日本海を渡ってくる。乾燥化などの影響で、00年ごろから急激に増加している。大気汚染の原因になる化学物質をもたらすとして問題視されるほか、カビや細菌などの微生物を運んでくる可能性もあり、人の健康や生態系への影響が指摘されている。

(2008-11-25 朝日新聞 朝刊 石川全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

こう‐さ〔クワウ‐〕【黄砂/黄沙】

黄色い砂。
中国北西部で、黄色の砂塵(さじん)が強風に舞い上げられて空を覆い、風に運ばれながら徐々に降下する現象。3~5月に多く、日本に及ぶこともある。 春》「―降る台湾メール沖を行く/禅寺洞」
砂漠。
黄土。

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百科事典マイペディアの解説

黄砂【こうさ】

中国北部などで黄土(おうど)レス)が風で吹き上げられ,黄色の砂塵(さじん)が天空を一面におおい,風に運ばれて徐々に降下する現象。3〜5月の寒冷前線に伴うことが多く,日本や韓国に運ばれてくることもある。

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とっさの日本語便利帳の解説

黄砂

中国内陸やゴビ砂漠などで、風によって巻き上げられた多量の砂塵(さじん)が偏西風に流され、中国、朝鮮半島、日本でゆっくり降下する現象。春に多く、空一面が黄褐色になる。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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世界大百科事典 第2版の解説

こうさ【黄砂】

おもに中国北部の黄土地帯で風によって空高く舞い上がった細かな砂塵が大気中に広がり遠くにまで及ぶ現象,またはその細かな砂塵。このとき空は黄色あるいは黄褐色となり,太陽は著しく生気を失い,視程は悪くなる。3~5月に多い。この時期には上記黄土地帯の地面が草におおわれることがなく,西あるいは北西の風が比較的強いためである。日本全国で見られるが,地理的理由から当然,西日本ほどその頻度は高い。【竹内 清秀】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黄砂
こうさ

中国大陸奥地のオルドス、ゴビなどの砂漠の砂が強風に舞い上げられ、上空の偏西風に流されて海を渡り、日本にまで飛んでくる現象。沖縄では赤霧(あかぎり)という。
 黄砂は西日本ほど多い。そして同じ九州でも、長崎県五島地方は年間平均10日間は黄砂をみるが、九州東岸では2日間である。黄砂は冬から春にかけて多い。五島地方の黄砂日数は、1月0.2日、2月0.8日、3月2.5日、4月3.8日、5月2.0日、6月0.5日である。冬におこった黄砂が混じると、降る雪に色がつく。これを紅雪(べにゆき)または赤雪(あかゆき)とよんだりする。
 黄砂に似た現象はほかにもあり、たとえばサハラ砂漠の砂が地中海を飛び越えてヨーロッパに広がることがある。それが雨に混じって降ったものは「血の雨」ともいう。[平塚和夫]

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