デジタル大辞泉
「摩訶」の意味・読み・例文・類語
まか【摩×訶】
《〈梵〉mahāの音写。大・多・勝の意》仏語。優れていること。大きいこと。偉大なこと。他の語や人名の上に付いて美称として用いることも多い。「摩訶毘盧遮那」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まか【摩訶】
- 〘 名詞 〙 ( [梵語] mahā の音訳。大・多・勝の意 ) 仏語。大きいこと。偉大なこと。すぐれていること。他の語や人名の上について美称として用いることも多い。
- [初出の実例]「摩訶者是梵語也。此翻有二三義一。一竪横無辺際故云レ大。二数量過刹塵故云レ多。三是最勝最上故云レ勝」(出典:大日経開題(824頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の摩訶の言及
【摩訶止観】より
…弟子灌頂の記録であり,《法華経》の注釈である文句,およびその原理を論じた玄義とあわせて,天台三大部とよばれる。摩訶とは大,止観は座禅のことであるが,同じ座禅の教えとして,低きより高きに至る順序を示す次第禅門や,順序を問わぬ不定止観が,迷いより悟りへの過程を説くのに対し,本書は初めよりただちに円頓としての実相の理を明らかにし,一色一香すべて中道で,修も証もない法界の極相を説いて,実相そのものの寂然たるところを止,寂にしてつねに照す実相の智恵を観とするところに特色をもつ。【柳田 聖山】。…
※「摩訶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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