有無に(読み)うむに

精選版 日本国語大辞典 「有無に」の意味・読み・例文・類語

うむ‐に【有無に】

〘副〙
有無を言わせず。むりやりに。ぜひとも。
※虎明本狂言・麻生(室町末‐近世初)「御きげんがよう御ざあらふほどに有無に御出仕なされてようござあらふ」
② まるっきり。全く。
※波形本狂言・岩橋(室町末‐近世初)「此中も色々たらしつすかしつ申せども有無(ウム)に衣をとらぬ」

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