うむ(読み)ウム

デジタル大辞泉 「うむ」の意味・読み・例文・類語

うむ

[感]
相手言葉を肯定したり承諾したりする語。「うむ、それもよかろう」
思い出したり気がついたりしたときに発する語。「うむ、そうであったか」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 感動詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「うむ」の意味・読み・例文・類語

うむ

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 相手の意向了解、承諾したり、相手の言葉を肯定したりする気持を表わすことば。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「応(ウム)とお言ひよ」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉一二)
  3. 何か思い出したり気がついたりしたとき発することば。
    1. [初出の実例]「『夫(それ)から能の間狂言(あひきゃうげん)をまねる男の、ソレ』『ウム、烏勘左衛門(かんぜゑむ)か、そして』」(出典:滑稽本・素人狂言紋切形(1814)上)

うむの補助注記

実際には、唇を閉鎖した鼻音。かなのウ、ムにはあたらない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のうむの言及

【ポリネシア人】より

… ポリネシア各地で入墨の慣習があり,マルキーズ諸島やニュージーランドのマオリ族などでは全身に描かれた幾何学紋様が芸術的ともいえる作品を生んだ。土器がないため,料理は主として材料を葉にくるみ地炉で蒸焼きにするウム料理で,東南アジアから連れてきた家畜は犬,鶏,豚であったが,祭礼のとき以外豚肉を食することはまれであった。家は一般に開放的であり,壁のあるものとないものがあった。…

※「うむ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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