岩橋(読み)イワハシ

デジタル大辞泉 「岩橋」の意味・読み・例文・類語

いわ‐はし〔いは‐〕【岩橋/石橋】

《「いわばし」とも》
川の浅瀬飛び石を並べて、人が踏み渡れるようにしたもの。
石でつくった橋。いしばし。
天然の、橋のような形をしている岩石
久米くめの岩橋」に同じ。
[補説]狂言の曲名別項。→岩橋

いわはし【岩橋】[狂言]

狂言。和泉流新妻が一向に被衣かずきをとらないので、夫は和歌でほのめかしてとらせようとするが、女は応じない。無理やりにとってみると醜い女なので夫は逃げ出す。

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関連語 被衣

精選版 日本国語大辞典 「岩橋」の意味・読み・例文・類語

いわはしいははし【岩橋】

  1. 狂言。和泉流。夫が妻に和歌でかぶり物を取るように呼びかけるが、かぶり物を取った妻の顔の醜さに夫は驚いて逃げる。江戸初期の「大蔵虎明本」にも見える。

いわはしいははし【岩橋】

  1. 姓氏一つ

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