気が回る(読み)キガマワル

デジタル大辞泉 「気が回る」の意味・読み・例文・類語

まわ・る

細かいところまで注意がゆきとどく。「そこまで―・らなかった」
邪推する。
「もしやどこぞへ寄ってかと―・った」〈浄・千本桜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気が回る」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が 回(まわ)

① いろいろと推測する。ひがんで悪く考える。邪推する。
狂言記・対馬祭(1730)「『どふやら樽を取っていなふとする。おもしろうない』『それはこなたの気がまはってじゃ』」
② 細かなところに気がつく。注意が行きとどく。
当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉三「諸事に気の廻る貴公なれば定めて心病しく思はれやう」

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